エントラントの皆さまにおかれましては、日頃よりJD-STERにご参加・ご協力を賜り、誠に有り難くお礼申し上げます。

さて、過日、会場を所有する日本自動車研究所(JARI)さまより事務局宛て、転倒時などに生じる舗装路面へのダメージについて対策を施すよう要請がありました。

JD-STERが会場として使用する総合試験路は自動車メーカー各社が開発で利用する路面であり、一般のサーキットと位置づけが違い、路面の平滑性が重視されるコースとなっています。そのため路面の損傷は重大な問題であり、路面の保護(丁寧な扱い)は特に求められるところです。

上記要請に対し、当事務局はエントラントの皆さまの万一の転倒時も極力、直接車体の金属部分が路面に当たらないよう、車体各部への樹脂スライダー装着をお願いすることとしました。万一、路面保護処置を行わず、転倒時やバンク時に舗装路面に著しい傷を付けた場合は以後、路面を傷つけた当事者に路面補修代が請求されることとなります。くれぐれもご注意ください。また、本要請はJD-STERドラッグレースはもちろん、前日開催のOPEN TRACK DAYに参加の皆さまにも、同様にお願いするものです。

以下に事務局が推奨する路面保護策を掲示します。

■各部へのスライダー類の装着例

1.ステップまわりへの対策実施

ゴムカバーが施された純正ステップ(※)はさておき、アルミ製ステップは転倒時に一番に路面を傷つける部位となります。レーシングステップ等の固定式ステップバーを使用する場合は、先端部に樹脂製のバーエンドを装着してください。また、可倒式のアルミステップバーの場合も、先端部をゴム素材などでカバーするなどで対応してください。

※ゴムカバーが施された純正ステップでも、過去に転倒履歴があり芯となる金属部が外部露出している場合は、補修あるいは新品交換してください。


2.ハンドルバーへの対策実施

上記、ステップバーと同様に、特に路面損傷の原因となり得る部位です。エンドが開放型のバーを使用する場合は、樹脂製バーエンドを装着してください。アルミ製バーエンドの使用はNGです。

(2021年9月7日追記)
上記は一般のバーハンドルを想定しますが、ZX-14Rやハヤブサ、スーパースポーツモデル等、純正状態で振動防止のためのウエイト内蔵バーエンドが装備された車種の場合は、以下の3.車体まわりへのスライダー装着等がなされていれば、樹脂バーエンドへの交換は不要としますが、バーエンド部にテーピングで金属部分が露出しないように処置するなど、本要請への配慮をお願いします。


3.車体まわりへのスライダー装着等、対策の実施

フレームまわりや前後アクスル部への樹脂製スライダーの装着は、路面損傷回避の手段のひとつとなります。市販品の中にはアルミ製スライダーも存在しますが、本件意図とはそぐわないため、本伝達以後の装着はNGです。


■繰り返しとなりますが、以降、路面を傷つけた当該の参加者に路面補修代が請求されます。くれぐれも安全第一に、JD-STERドラッグレースをお楽しみいただきますよう、参加者の皆さまには改めてお願いします。また、本件に関してのご質問などがありましたら、JD-STER事務局まで直接ご連絡ください。

JD-STER事務局
事務局電話番号(レッドモーター内)TEL03-3915-0953
メールでのお問い合わせ:info@jd-ster.com


なお、本件の参加者の皆さまの車両への実施時期は、2021年第5戦(10月24日開催分)、遅くとも2022年第1戦を目処としています。JARIさまと良好な関係を保ち、末永く会場として使用させていただくためにも、皆さまのご協力をお願いします。

一般財団法人JD-STER
代表理事 中村圭志